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家族を支える「インフラ」としての資産形成。20年先を見据えた家計の予実管理術

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STRAREGY

第一子の誕生を目前に控え、改めて「何のために資産を形成するのか」を自問しました。私の答えは、「家族の選択肢を増やし、心に余白(ゆとり)を持つためのインフラ整備」です。本記事では、IT企業でマネジメントに携わる私が、妻と子の退院前の静寂の中で描き出した20年間の資産形成ロードマップを公開します。

資産形成の目的は「数字」ではなく「時間と選択肢」

資産形成と聞くと、つい「いくら貯めるか」という数字の積み上げに目が行きがちです。しかし、現在の我が家の目的は以下の2点に集約されます。

  • 子の将来の選択肢を担保する: 中学受験や短期留学など、子が望む道を経済的理由で閉ざさない。
  • 家族のQOL(生活の質)の向上: 将来の不安を消し去ることで、今この瞬間の家族との時間に100%集中できる心の余白を作る。

「教育投資」と「家族との豊かな時間」を両立させるためには、根性に頼らない、スマートな「家計のプロジェクト管理」が不可欠です。

リスクバランスと「夫婦の合意形成」

我が家のポートフォリオは、夫婦で異なる性質を持たせています。妊娠がわかる以前(数年前)からこれまで貯金しかしていなかった妻に資産運用としての投資をすすめ、今は夫婦で取り組んでいます。

  • 妻の運用: 貯金重視だった背景を尊重し、リスクを抑えた手堅い運用。(オルカン定期積立など)
  • 夫(私)の運用: 成長も取り込む少しリスクを取った運用。

個人単位ではリスク許容度が異なりますが、「世帯全体」で最適なリスクバランスになるよう調整しています。

管理は私が行っていますが、月一回お互いの「マネーフォワード」で資産状況を見せ合い、透明化しています。共通の言語(数字)を持つことが、家族という組織の健全な運営には不可欠だと感じています。

資産運用に対して最初は懐疑的だった妻も、家族の資産が増えると楽しくなってきて毎月の投資に回す額も徐々に増え、「また何か買いたいんだけど次何買ったらいいかな?」と聞いてくるようになりました。

共有しているマネーフォワードの資産状況(下記は数字を隠してます)

参謀パパ流「二段構え」の管理システム

私は「現状」と「未来」を、2つのツールで切り分けて管理しています。

  • マネーフォワード(現状把握): 全資産をリアルタイムに集約するダッシュボード。
  • Googleスプレッドシート(未来予測): 20年先までの月次シミュレーションを行う予実管理表。

現状いくらあるかを管理している方は多いと思うのですが、
20年後、資産をどれだけもっていたくて、そこから逆算すると今月どれだけ資産を持っていれば順調なのか?
このような考えで資産管理されている方は私の周りにはほとんどいませんでした。

スプレッドシート予実管理はまた別の記事で紹介できればと思いますが、シミュレーションは下記のようにあまり楽観的すぎないよう注意して変数を決めました。

変数
  • 月利:0.4%(複利計算)
  • 毎月の投資積立額:30万円
  • ボーナス、児童手当等はないものとして扱う

「予実管理」が育児の不安を消してくれる

毎月末、スプレッドシートにその月の「実績」を記入します。 シミュレーション値(計画)と実績(現実)の乖離を確認し、順調に進んでいることを確認する。この「経営会議」のようなルーティンが、不確実な育児生活の中で大きな安心感を与えてくれます。

「将来のお金が心配だ」という漠然とした不安は、正しく可視化することで、「今、目の前の子供との時間に集中するためのエネルギー」に変換できるのです。

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この記事を書いた人

家族の戦略参謀としての視点で、育児をリデザインする。

京大院卒、IT企業で組織マネジメントに従事するアラフォー新米パパ。生後間もない我が子との生活の中で、「育児の不確実性」をいかにロジックとテクノロジーで制御できるかに挑戦中。

資産運用や、暮らしを最適化する「ツール・仕組み」の活用も、自身の生活を「実験場」として最適解を模索しています。理論だけでなく、実体験に基づいた「理系パパの試行錯誤」を共有します。

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